珍しい生き物を紹介します「クマドリカエルアンコウ」
皆さんは「クマドリカエルアンコウ」という魚を知っていますか?
この魚は、その見た目も生態もとってもユニークなんです!
今回は、そんなクマドリカエルアンコウの不思議な世界にご案内します。
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クマドリカエルアンコウってどんな魚?
クマドリカエルアンコウは、カエルアンコウ科に属する魚です。彼らが「クマドリ」と呼ばれる所以は、顔や体の模様が日本の伝統芸能である歌舞伎の隈取(くまどり)に似ていることから来ています。赤、オレンジ、黄、白など、鮮やかな色と独特の模様は、まさに海の芸術家!
太平洋生まれの「動かない達人」
このクマドリカエルアンコウ、実は太平洋の温暖な海域、特にサンゴ礁や岩礁域に多く生息しています。彼らの大きな特徴の一つは、ほとんど動かないこと!
普段は海底の岩やサンゴ、海藻などに紛れて、じっとしています。その擬態能力は非常に高く、周りの景色に溶け込んでしまうのが得意です。まるでそこにいないかのように、気配を消して潜んでいます。
なぜそんなに動かないのか? それは、彼らのユニークな狩りのスタイルに関係しています。
生きた小魚を一瞬で仕留める!驚異のハンター
クマドリカエルアンコウの主食は、生きた小魚やエビなどの小型甲殻類です。
彼らは動かずに待ち伏せている間に、頭にある「誘引突起(ゆういんとっき)」と呼ばれる釣り竿のような突起の先端についている、虫や小魚のように見える「擬餌状体(ぎじじょうたい)」を巧みにヒラヒラと動かします。
unsuspecting な(何も知らない)小魚たちは、目の前で動く擬餌状体を本物の獲物だと思って近づいてきます。
そして! ターゲットが十分に近づいたその瞬間、魚が来ると一瞬で! まさにコンマ何秒という驚異的なスピードで大きな口を開け、周りの水ごと獲物を吸い込んで捕食してしまうのです。
普段は全く動かないのに、狩りの時だけ見せるこの俊敏な動きには、初めて見る人はきっと驚くはずです。動かないのは、この「一瞬の技」を成功させるための、賢い戦略なんですね。
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